望月智行 医療法人財団献心会川越胃腸病院 理事長・院長
忘れかけていた幼い頃の思い出や故郷の風景、 亡くなった両親や友人のことまでもが一瞬にして蘇り、 心の中の懐かしい原風景と共に、生きる勇気もいただけた 実に幸せな時間でした。
私がはせがわいさお氏の作品に出会ったのは2010年。
人と経営研究所の大久保寛司様に、ご自宅にお連れいただき、
日本の美しい原風景の春夏秋冬の200号4作品を拝見しました。
その作品は、はせがわ様が長年にわたり
描き求め続けてこられた夢と世界が展開されており、
しばし言葉もなく魅入ってしまいました。
忘れかけていた幼い頃の思い出や故郷の風景、
亡くなった両親や友人のことまでもが一瞬にして蘇り、
心の中の懐かしい原風景と共に、生きる勇気もいただけた
実に幸せな時間でした。
その後、東日本大震災で被災した故郷を描いた9作品や、
私の故郷の奥出雲の原風景も描いていただき、
院内や自宅の書斎に飾って楽しませていただいております。
私ははせがわ様のブルーが特に大好きで、
勝手に「はせがわブルー」と名付けています。
それはどこまでも深く、美しく、それでいて決して暗くはなく、
イマジネーションがどんどん膨らんでいくのです。
また、日本はこんなに素敵な国なんだ、
こんなに美しい国なんだと、大事にしなければならないと
改めて気づかせてくれます。
医師としての私の人生哲学は、
『「純粋な動機=目的」×「忍耐」×「時間をかける」』ですが、
はせがわ様の絵には「祈り」「希望」「世界」などを
強く感じさせるものがあり、私の人生哲学に
共通するものを感じております。
ひとの仕事(医療も経営も)はすべて
そのひとの哲学の実践であり、はせがわ様の作品が
多くの人々に愛されるゆえんだと思っております。
技術はあっても哲学のない人の作品は、
ここまで人を感動させることはできないからです。
ますますのご活躍をお祈りしております。